まだ元気だから終活なんて早いわと思っていても、急に病気で倒れてしまう事もあります。
今回は生前整理、亡くなった後の事務手続きの中から、生命保険・預貯金・クレジットカードの整理方法について紹介します。
手続きする人が困らないように、早めに一覧を作成しておきましょう。
整理してみると、不要な契約が見つかることはよくある話です。
契約内容を確認して一覧を作成することで、自分自身も管理しやすいので、やっておきましょう。
それぞれ大切なポイントも合わせてお伝えします。
生命保険は契約内容の見直しが重要ポイント
生命保険の整理をしながら契約内容を確認しましょう。
契約内容が現在の自分の希望に合致していなければ、保険の見直しをしましょう。
不要な保険はこの機に解約しましょう。支出も減って家計にも良い結果になります。
速やかに請求可能な方が、受取人・指定代理請求人となっていますか。
そこも確認しておきましょう。
契約内容を確認すると指定代理請求人が息子になっていました。
今は息子が遠くで暮らしていて、娘が近くに住んでいます。
早速、指定代理請求人を娘に変更し、娘にもそのことを伝えました。
保険会社別に分類します。一覧には証券番号、保険の種類、期間、保障額、保障期間、受取人等を記載。
現在も支払いが発生しているものは、〇〇円が〇〇銀行から引き落とし、〇〇クレジットで支払い等支払い方法も記載しておきましょう。
病気で入院して、手続きを代行してもらう事もあるので、保険の証書はきちんと保管して、早めに保管場所を伝えておきましょう。
預貯金の整理 死亡すると口座が凍結され入出金ができなくなる
名義人が亡くなると、銀行口座は凍結されます。以後、口座の入出金が一切出来なくなります。
亡くなった方の預金は相続人の共有財産となり、凍結を解除するには、金融機関へ必要な書類をそろえて提出し、払い戻しの手続きをすることになります。
口座がある金融機関それぞれへ行って手続きをします。
銀行からの書類の他に、相続人全員の印鑑証明と故人の出生から死亡までの戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本を取り寄せるのに手間がかかることがあり、完了までに長い期間を要する場合もあります。
- 引っ越しで転籍をして、戸籍が複数になっている場合は、一番新しい戸籍から古い本籍地を読みとり、遡っていきます。
- 本籍地の役所の窓口に行くと、ここの役所で用意できる戸籍を発行してくれて、次はどの役所に問い合わせるといいかも教えてくれます。
- 教えてもらった役所で同じように手続きをします。その役所が遠方であれば郵送手続きも可能です。
口座の手続きは手間がかかるため、遺族の手続きが少しでも楽になるように不要な口座は解約しましょう。
一覧は金融機関ごとに作成すると、手続きをする方がわかりやすいですね。
現在、何か料金の支払いで口座を利用中であれば、そのことも記載しておきましょう。
銀行のキャッシュカード、銀行印もきちんと保管場所を決め、保管場所が分かるようにしておきます。
何かの時にお金を引き出してもらうのであれば、暗証番号を知らせておく必要があります。
- 銀行へ行き、書類をもらってくる
- 役所へ行き、印鑑証明と戸籍謄本の取得
- もう1か所の役所は遠方だったので、郵便局で手数料分の定額小為替を購入し、返信用封筒と共に郵送
- 一週間ほどで、遠方の役所から戸籍謄本が届いたので、書類を持って銀行へ行き、手続きをした
銀行へ行く → 役所へ行く → 郵便局へ行く → 銀行へ行く
手続き完了までに4回外出が必要でした。口座のある金融機関それぞれで手続きをします。
▼夫の手続きの記事はこちらです
クレジットカードの整理 カード番号と暗証番号の扱いには注意
クレジットカードも内容を確認して、不要なカードは解約しましょう。
クレジットカードの存在と利用状況、返済額がわかるように一覧を作成しましょう。
カード番号と暗証番号を記入したメモも作成して厳重に保管しましょう。
作成した一覧は変更があった際は速やかに更新し、最新の内容で保管しましょう。
不要なものは解約をして、一覧には利用状況を漏れなく記載しよう
今回は亡くなった後の事務手続きから、生命保険・預貯金・クレジットカードの整理について紹介しました。
生命保険は内容に応じた手続きが必要ですね。預貯金・クレジットカードは解約手続きになりますね。
重要ポイント
- 不要なものはこの機に解約する
- 利用状況を漏れなく記載して一覧を作成する
書類を調べてまとめる作業量を考えると、早く始める事をおすすめします。
- 体力と判断力があるため、スムーズに進めることができます
- やり残した事に気づいた時には、そこから準備して実行する事も可能です
- もしもの時の準備が出来ていると安心して暮らせます
この記事が生前整理の参考になればうれしいです。
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